Concept planning
来日時に次回作のコンセプトを話し合っていた。レーベルのカラーと本人たちのサウンドのバランスを重視した。日本のオーディエンスを理解し、大好きなフレーズを各所に散りばめられた、大胆にして緻密な構成となった。
A&R
本作からドラマーにスウェーデンの伝説的バンドEsbjörn Svensson Trio の Magnus Öströmを起用。繊細かつ大胆な演奏により音に厚みが加えられた。構成は本人のオリジナル作曲が中心だが、こちらからスタンダードを数曲をリクエスト。曲順はアーティストの案を基本とし、数曲を入れ替え。レコーディングスタジオは前作に引き続き、イタリアの名門、Artesuono Studioで収録。Stefano Amerio氏によるマスタリングにより、ECMに勝るとも劣らないサウンドクオリティとなった。
Album Title
当初、アーティストから“Half Moon Bay” とアイデアがあった。しかしながら、馴染みがない特定の「地名」と過去に「月」を使用した経緯もあり却下。次に “Quiet Land” のアイデアもあったが、具体的なイメージが浮かばず難航した。Pure SoulやPure…と提案、最終的にシンプルに “PURE” に決定。
Design
“PURE”……パッと浮かんだ「葉脈」。規則性はあるんだがよく見ると変則でもあり。葉っぱを日の光に透かして葉脈を見ている様なイメージで、大きく配したタイトルも透かしている。